房総のニューフェイス 菜の花色の211系を追う

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日曜日,外房線の286Mに乗車した.この列車は10月まで113系6連で運転されていたが,高崎線系統から転入してきた211系5連に置き換えられた.

286Mは安房鴨川始発だが,筆者は御宿から乗車した.御宿到着時点での乗車率は,ロングシートの端部分がほぼ埋まる程度.運用開始から1か月経ったからだろうか,211系を見て,オールロングの車内を見て,驚いた表情をする人は,ほとんどいなかった.千葉支社が,211系投入のアナウンスを積極的に行ったその効果なのかもしれない.

房総ローカルと言えば113系の独壇場で,電化以来30年以上に渡って,その地位を不動のものとしてきた.外房線上総一ノ宮以南の場合,1日1往復のみ201系による京葉線直通快速がある他は,10月まで普通列車は全て113系によって運転されていた.それだけ,113系のイメージが沿線に根強く浸透しており,211系が転入してくると聞いて,抵抗があった.

特に,転入してくるのがオールロングシートの3000番台であると知ったときは,房総エリアの文化が,今後まるで違うものになるようで,生理的に受け付けないような気がしていた.

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しかし,こうしていざ乗ってみると,それほど悪くはない.むしろ,ロングシートは車内が見渡せて,今まで何度も見てきた車窓が,違ったものに見え,新鮮にすら映った(最初だけかもしれないが).興味があった回生失効もなく,性能面も問題なさそう.

ところが,上総一ノ宮を過ぎ,列車の速度が上がると211系ならではの現象が見られ,それまでの印象が大きく変わった.ヨーイングと言って,蛇行による揺れが酷くなったのだ.特に,外房線でいちばん揺れる新茂原の貨物ターミナル跡付近では,左右に大きく振られた.183系時代も酷かったので,軌道側の問題なのだろうが,113系なら,この区間の揺れはあまり気にならない.

特に,揺れが少ない車体中央部分も,吊り手が大きく揺れているのには閉口した.その後も,チョッピング(上下方向の揺れ)も加わり,乗り心地はあまり良くなかった.車内で,PDAを使用しこの記事を書いて過ごしたが,ディスプレイ部分がカタカタ揺れた.211系は,初期のボルスタレス台車を履いていることから生じる現象なのだが,ヨーダンパを設置することで改善出来ると思われる.

外房線上りは,茂原で多くの乗車があるのだが,この日は降車も多く,立客が出たのは土気であった.E217系のような明確な着席区分があるわけでもないが,意外に11人掛けのロングシートは,定員着席が自然と守られていて,大網まで,優先席の一区画を占領して,酒盛りをしていたグループも,おとなしくなった.

このように,編成減とロング化による座席減の影響は意外に少ないみたいで,286Mの場合,113系時代と比較し着席出来るチャンスが,1駅間分減った程度であった.千葉近郊の各駅では利用も多いので,ロング化による車内空間拡大は,悪くはない.

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公式見解ではないが,今後,東海道本線の211系が捻出され,千葉にやってくるという情報がある.近年のJR東日本の動向を見ていると,線区毎に車種統一を図る傾向にあるので,113系との共存がいつまでも続くとは考え難く,置き換えのペースも驚くほど早いことから,房総ローカルが211系で統一される日も,そう遠くはないのかもしれない.

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ただ,個人的には211系を千葉口で運用し,末端部分は113系で運用して欲しい.そのためなら,途中駅で系統分離されても構いません.

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この記事へのコメント

2006年12月04日 19:44
千葉の外房線には113系が似合うのですが、211系も何故か似合いますね。それほどに風景に溶け込んでいるのはある種での211系の魅力でしょうか。
如月瑞穂
2006年12月05日 20:53
千葉県内の広報誌で211系導入に関し歓迎の記事が依然ありました

また新前橋運輸区から211系なのは色に変更の際に桐生市内でもラインカラーの変更が行われていました

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