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zoom RSS 静岡鉄道 赤い運板の急行列車を追う

<<   作成日時 : 2015/10/22 21:43   >>

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静岡鉄道に行き、朝の通勤急行・急行列車を撮影してきた。

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急行系には「急」の特製運板が取り付けられる。これが狙いだ。平日朝のラッシュ時しか走らないので、前泊して臨んだ。

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優等列車は、急行灯が点く。

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LED全盛の時代、方向幕ですら珍しくなりつつある中で、種別板ときたものだから、急行デビュー(復活)当時は意外に思った。側面の切替式種別表示(今回は写真を撮り損ねた)は、小田急5000系4連口を思い出す。静岡鉄道は懐古主義なのだろうか。いずれも、懐かしいアイテムだ。

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運用を見ていると、急行がそのまま通勤急行として折り返すのではないため、種別板の装着は折り返しの都度となる。運転士さんにとっては負担となり、会社によっては、労働争議の際にダシにされそうな事案だが、運転士さんは協力的なようだ。

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東急7200系とイメージが似ているので回生車だとばかり思い込んでいたが、駅で客扱いの際に、床下から熱気が伝わってくるではありませんか。あらら、発電制動だったんですね。静岡清水線の運行頻度なら、回生失効の心配はさほどでもなく、現代の感覚なら回生ブレーキが当然選択されただろう。1012F・午後の紅茶は、カラーリングが、上田電鉄“まるまどどりーむ”を思わせてくれる。

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「静岡鉄道は懐古主義」と書いたが、今年になって、新型A3000系のデビューが発表された。1000系は大規模更新時期が到来しているのに、工事が施工されないことを不思議に思っていたが、更新なしで置き換えるようだ。「急」の特製運板も、うがった見方をすれば、置き換えが近付いていたので、初期費用を抑制するための措置だったと受け止められる。

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こうなると、1000系の転出先を想像したくなる。600Vの中小私鉄にとって、静岡鉄道1000系のスペックは、垂涎の的だろう。無塗装なので塗装工程は省略できるし、発電制動なので変電設備を心配することなく、思う存分電気ブレーキが使用できる。都市型ワンマンの路線なら、保安装置の変更だけで導入できるのだから、これほど良い出物はない。

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ここで、勝手に、静岡鉄道1000系の譲渡についてシミュレーションしてみたい。

譲渡の可能性としては、伊予鉄道と福井鉄道が高いと考える。

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福井鉄道は、300系で前例があるし、200型と輸送力が同等なので、経年50年の200型の置き換えに相応しく、興味を示しているはずだ。譲渡されるとしたら2編成か。ワンマン機器と軌道区間用にステップの設置が必要になろう。

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次に伊予鉄道。京王3000系で700系の全てを置き換えられなかったが、静岡鉄道1000系を9編成導入すれば、数字上は全車置き換えが可能である。静岡鉄道1000系は2連・非貫通なので、3連での運行は難しい。610系のように、朝ラッシュ時は4連で運用するとなると、10編成は必要か。改造は保安装置の交換のみで済むので、日比谷線直通車導入よりも、コスト面で有利である。伊予鉄道は、これで郊外線全車オールステンレス化達成だ。

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これで、12編成全車が譲渡されることになるが、別のパターンも想像してみよう。

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北陸鉄道石川線への譲渡も考えられる。石川線の7000系は走行機器の経年がいずれも高いので、置き換え時期だ。ただ、7000系はステンレス車なので、静岡鉄道1000系に置き換えるメリットは、前述の各社と比べ小さいため、あまり乗り気ではないか。

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案外、西鉄が貝塚線用として購入するかもしれない。600系は、貝塚線転入後に主電動機を新調しているが、それも20年前の話しだし、経年車だ。在籍10編成を静岡鉄道1000系によって置き換えてしまうのも考えられなくはない。大手私鉄が、他社の中古車を導入するだなんて、プライドが許さないかもしれないが、東急→名鉄の例があるぐらいだ。ここはプライドなんか捨ててしまおう。特に、貝塚線の場合、部品は東急や西武から調達した例があるし、抵抗はないはずだ。

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…以上、筆者の単なる主観のみで書いたことはお断りするものの、静岡鉄道1000系の、ステンレス車体・冷房車・発電制動という仕様に、他の中小私鉄が興味を示さないはずがない。中古600V車でこれほどの出物が現れることは当面考え難いため、600V線区は、車両置き換えのチャンスだ。前述の想像パターンも、どれか一つぐらい、実現すると思う。

今から楽しみだ。

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