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zoom RSS 2010年〜2011年 青春18きっぷの旅 山陰・九州 第4日目 長崎県の各線をひとまわり

<<   作成日時 : 2011/02/28 21:39   >>

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だいぶ間が開いてしまったが、今回は、2010年年末から、2011年年始にかけて、山陰・九州を青春18きっぷで旅したときの様子、その4日目の模様をお届けしたい。この日は、長崎県内の路線を乗り潰す計画(一部区間を除く)。筆者は、今まで長崎県に足を踏み入れたことはなく、今回が初めてであった。なお、3日目の模様はこちらをご覧下さい。

この日は、計画では熊本港からフェリーで島原外港に向かい、島原鉄道に乗車する予定だったが、ホームページにフェリーが欠航中という記述があったため、止むなく鉄道利用に切り替えた。このような事態を想定していなかったので、前日慌てて計画を立て直したが、諫早までの行程を変更するだけで、その後は計画に影響しないことが分かった。移動中はほとんど死重に等しいパソコンだが、やっぱり持ってきて良かった。

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 1002M特急“有明2号”・熊本4:53発−鳥栖5:50着 787系(7B)

新年初の乗車列車は、787系。列車は“有明”だが編成は“リレーつばめ”編成だった。乗車したのは、ビュッフェ改造車で、シートピッチがとにかく広い。その代わり荷棚がない。鹿児島本線の787系は、九州新幹線開業後は転配される計画なので、これはこれで、貴重な乗車記録となった。

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最近、経年わずか20年前後の車両が廃車になるケースが見られるが、787系もデビューから20年弱ということで、置き換えられても決して珍しくはない。しかし、九州新幹線開業によって捻出される787系は、485系の置き換えに充当されるそうだ。

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鳥栖では34分の乗り換え間合い。しかし、構内に取り立てて撮りたいと思う列車はおらず、寒いので連絡階段下で待つ。

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 2001M特急“かもめ1号”・鳥栖6:24発−諫早7:40着 783系

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“かもめ”は885系…というイメージが強いため、入線してきた列車を見てびっくり。どおりで“かもめ1号”は乗車口の案内が他と違うわけだ。885系に乗りたかった気がしないわけでもないが、783系に乗車するのは10年ぶりのことであり、“かもめ”には翌日も乗車の予定があるため、翌日に期待して、ここはひとつ、783系を素直に受け入れることにした。

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783系はよく整備されていて、とても20年選手に見えない。長崎本線には、16年前に吉野ヶ里公園まで乗ったことがあるだけで、初めて進む区間だ。海沿いを進む。そのため、曲線が多いがその半径は比較的大きく、振り子制御をさほど必要とはしないように思えた。7:30を過ぎた頃に初日の出が昇る。今年は良い1年にしたい。乗客が少ないのを良いことに、初日を拝む。

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諫早からは、島原鉄道を往復する計画。だが、“かもめ1号”から下車して、ホームの様子などをカメラに収めているうちに、7:42発の島原外港行き急行・201列車は発車して行った。目の前で、今から乗ろうとしている列車が走り去ろうとしている有様を見て、体の全身から血の気が引くのを覚え、そしてすぐに憤りへと変わる。「あ¨〜ぁっ!行っちゃったよ〜。さっき初日の出を拝んだばかりなのに〜ィ、元日から早速ドジをしてしまったよ〜ぉ」…と、強い自己嫌悪の念に駆られる。熊本からのフェリーが運休なので、諫早まで特急列車でわざわざ駆け付けて、計画の辻褄を合わせたのに、ホント、情けない…。

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仕方がなく、これから先の予定を仕切直そうと、計画表に目をやると、?!……自分が諫早から先、乗るべき島原鉄道の列車は、8:03発の107レであり、先ほど行ってしまった列車は、何のことはない、1本前の列車でした。お騒がせしました。

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というわけで、“かもめ1号”の次は、島原鉄道を終点まで往復して乗り潰している。その模様は、既に記事にまとめてありますので、こちらのページをご覧下さい。

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 3228D・快速“シーサイドライナー”・諫早10:41発−佐世保11:47着 キハ200系(2B)

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島原鉄道往復後、今度は大村線を佐世保まで進む。列車は3228D・快速“シーサイドライナー”で、キハ200の2連だ。列車は込んでいて座れなかったが、進行方向左側には、大村湾の青い海が広がり、気分が良い。ハウステンボスで多くの降車があったが、座席は終点・佐世保までほとんど埋まったままだった。佐世保は、なかなか集客力のある街のようだ。

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その佐世保だが、乗り換えのために下車してみると、想像以上に大きな街だった。今度じっくり観光して廻りたい。駅構内に佐世保バーガーのお店があって、美味しそうなニオイが漂っている。列に並んでみるが、なかなか進まないので、食べるのは諦め、構内のパン屋で昼食を調達する。

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 340D普通・佐世保12:25発−伊万里14:55着 MR600型(1B)

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佐世保からは、松浦鉄道。12:25発の340Dに乗車する。松浦鉄道の列車と言えば、JR西日本キハ120型と同一の、MR100型のイメージが強いが、340DはMR600型だった。カラーリングにバリエーションがあって、楽しめる。

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松浦鉄道と言えばもう一つ、一時期は収支状況が良く、第3セクター転換線の優等生の部類に属していた。佐世保口に佐世保中央駅を新設して、乗客のニーズを的確に捉えるといった、積極策が功を奏したようだ。しかし、筆者が乗車した340Dの乗車率はそれほどでもなく、この様子を見た限りでは、「優等生」とは程遠い。尤も、元日のデータイムの話しなので、これだけをもって、評価するのは間違いだ。

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線形は悪くはないので、もう少しスピードアップしても良さそう。340Dは、80.8kmの行程に2時間30分要する。ただ、乗車していて速度が遅いという印象はまったく受けなかった。

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松浦鉄道ではフリーきっぷが1700円で販売されている。佐世保―有田間が2290円なので、お得感があり、乗り歩きには重宝だ。平日用と休日用とで値段が異なるが、平日用が用意されているのは、沿線住民に対する良いサービスだ。これによって、1日あたりの客単価が頭打ちになってしまうため、発売には会社として、勇気がいることだが、評価したい。

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 632D・伊万里14:56発−有田15:20着
 631D・有田15:50発−伊万里16:15着 MR600型(1B)

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伊万里から、今度は区間列車で有田まで往復する。伊万里で系統を分断する必要があるのか?佐世保方面から1つの列車として運行しても良さそうだが、全線直通列車は存在しない。不思議と言えば、有田駅。改札口がJRホーム側にあるので、JRに窓口業務を委託してしまえば良さそうだが、JR窓口とラチを挟んだ向かい側に、松浦鉄道の窓口があり、駅員を配置している。駅舎は恐らくJR九州のもので、だとしたら、松浦鉄道はJR九州に窓口部分の賃借料も支払っていると思われる。換言すれば、それら費用を上回る売上が見込めるからこそ、独立した改札口を設置しているのだろうが、ちょっと変わったケースに映る。

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前述のように、有田から631Dで伊万里まで戻り、今度は筑肥線。伊万里駅の構造はユニークで、松浦鉄道と筑肥線との乗り換えは、道路を隔てた徒歩連絡となる。もともと1つの駅だったが、分離した由。

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 2536D普通・伊万里16:22発−山本17:03着 キハ125型(1B)

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伊万里からの2536Dは、キハ125型の単行列車。キハ125はJR九州のローカル線向けのワンマン気動車で、第3セクター向けの車両がベースだ。そのため、今回のように松浦鉄道から乗り換えると、筑肥線のキハ125型も、まるで松浦鉄道の路線の続きであるごとく思え、JRの列車に乗っているという感覚がなかなか得られない。

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車内は、元日だというのに制服を着た高校生が乗車しているのが印象的だった。大学受験を間近に控えているのだろうか。地下鉄と直通する姪浜側の筑肥線には何度か乗車したことがあるが、伊万里−山本間の筑肥線は、今回初めて進む区間。にもかかわらず、ウトウトしてしまった。途中の山本で乗り換える計画なので、寝過ごすまいと必死だった。

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山本で降車時に、18きっぷが入ったケースをうっかり落としてしまった。あと数センチずれていたら、線路に落ちていたところだった。ギリギリセーフ(伊万里16:22発−山本17:03着)。

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 5850D普通・山本17:04発−佐賀18:01着 キハ47(2B)

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山本からは、唐津線の5850D。列車はキハ47の2Bで、何だか8132だなんていう意味ありげなナンバーが連結されている。走行中、他のキハ47と目立った違いは見られなかったが,機関換装車の番台区分だそうだ。元日なので、駅員配置駅では駅員がホームに出てきて、運転士と新年の挨拶を交わしている。相知(おうち)で交換待ち。家に帰りたくなるような駅名だ。

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国鉄型の気動車は、車内の暖房が本当によく効く。JR九州のキハ40系はベンチレータが撤去されていることもあり、車内に冷たい空気が流れることもなく、この日のように、寒波に襲われ九州ですら、降雪に見舞われたような寒い日は、この暖かさがありがたく思える。実は、前日の晩、ホテルの温泉に入り、その後薄着のままでいたのが原因で風邪を引いてしまい、松浦鉄道乗車中あたりから、咳と鼻水がいよいよ酷くなった。やや寒気を感じていたこともあって、キハ47の車内暖房の暖かさに、本当に救われた思いがした。計画では、山本から17:38発の5854Dに乗る予定だったが、1本前の5850Dに乗り継げたため、佐世保本線の乗り換えは、久保田ではなく佐賀でも行える。計画を変更して、佐賀で乗り換えることにしよう。先ほど有田駅で、乗り換え間合いに風邪薬を買おうと思ったが、元日ということで、お店はやっていなかった。でも佐賀なら、きっと1軒ぐらい薬局が開いているだろう…車内ではそんなことを考えながら過ごした。

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 2945M普通・佐賀18:23発−早岐19:37着 813系

佐賀駅前の大型スーパーで、無事に風邪薬を購入。早速服用する。2945Mは若干遅れて入線してきた。813系は、415系を近代的にアレンジしたような車内配置で、全体的に良くまとまっている。走りっぷりも鋭い。途中駅で長時分待避の際、2/3閉扉回路が使われていた。

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肥前山口では、JR東日本からの415系譲渡車が滞泊中だった。偶然、前日下関で見た編成と同じだ。風邪薬が効いてきたのか、少し気分が落ち着いてきた。佐世保本線は初めての乗車だったが、既に真っ暗で車窓は楽しめない。

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 253D普通・早岐19:38発−諫早20:41着 キハ200(2B)+キハ220(1B)

早岐からは、253D。大村線には午前中に乗ったばかりだが、今回乗車する253Dは普通列車で、午前中とは時間に対する感覚が、チト異なり戸惑った。風邪を引いているので、少しでも早くホテルに入りたいのが本音。

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キハ200の車内が夜間はやや暗めなのに対し、キハ220はとても明るく、両者の外観はそれほど変わらないのに、車内の印象が大きく違って見える。キハ220とキハ200の車内を行き来すると、時空を飛び越したような、そんな感覚にすら襲われる。決して大袈裟ではない。

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諫早に20:41に到着して、この日の行程は終了。朝、諫早駅前の様子を眺めたときから、なんとなく察しがついていたが、元日と言うこともあって、駅前の飲食店はどこも閉まっていて、夕食に有りつけそうにない。仕方がなく、駅に隣接するミスドで、どうにか軽食を確保する。

風邪を引いているんだから、止せばよいのに、この日もホテルの大浴場に入浴する。お風呂のお湯は温かかったが、外通路を通らねばならず、風邪が悪化しそうになる。

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2010年〜2011年 青春18きっぷの旅 山陰・九州 第5日目
東日本大震災でお亡くなりになられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。また被害に遭われた方、今なお避難など不自由な生活を余儀なくされてる方に、お見舞い申し上げます。小生は震災以降弊ブログの運営を自粛しておりましたが、2か月弱が経過しようとしていることから、再開させて頂きます。 ...続きを見る
月の鉄路
2011/05/06 00:06

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コメント(7件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
787系のサハシの改造車に2回乗ったことがるけど、中が広々としていて得した気分になれますね。
としおちゃん
2011/03/01 10:06
としおさん、コメントをお寄せ下さり、誠にありがとうございます。

サハシは広々としていていますが、網棚がなく、座っていても、案外収まりが悪く、スッキリしない気がします。人それぞれなんでしょうけれど…。
ツキだっ!
2011/03/01 11:32
どうも、こんばんは(^-^)
787系って、ロボットのような特急電車ですね。それにしても、カッコイイですね!!
私が20歳の頃、787系を見た時物凄く感動がありました。
けんまる
2011/03/01 23:43
コメントありがとうございますホ

これから宜しくお願いします。

昨日はJRバスの1日
乗り放題切符(800円)で札幌から乗り継ぎで

江別へ行き、ここから
Suicaを使って岩見沢へ
ぶらりと行ってきました。
721で快適に行きましたが711が昼間は岩見沢で3本暇を持て余してました。
よく見ると1部の編成で
モハ711の方向幕が
壊れたままで真っ白に
なってました。
旅人
2011/03/02 19:18
けんまるさん,旅人さん,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.

お礼を申し上げるのが遅くなりました.お詫び申し上げます.

>けんまるさん
私も,787系を初めて見たときは驚きました.特に,783系が当時は比較的地味なイデタチでしたので,787系には目を見張ったものです.

787系は,大宮工場のイベントで,わざわざ機関車牽引でJR東日本管内にまで出張に来たことがありました.この企画も,今では実現は難しいでしょうね.

>旅人さん
小旅行,楽しそうですね.今度ぜひ,旅人さんの記事も拝見してみたいです.小旅行の模様,是非記事にしてみて下さい.
ツキだっ!
2011/03/06 21:47
こんばんはホ

この日は用事ついでに
ちょいとプチ鉄をしました。

最近、車での撮り鉄が
メインでしたので久しぶりでした

来月、1日散歩きっぷを
使い、山線周りで長万部へ行き、帰りに海線周りで

札幌へ戻るコースを考えてます。デジカメはないので携帯撮影になりますが、
記事をアップしてみます。
フィルムの一眼レフは
持ってます。
旅人
2011/03/07 21:26
旅人さん、コメントをお寄せ下さりありがとうございました。
ツキだっ!
2011/03/09 11:39

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