国鉄101系風私鉄電車 東急8090系引退
東急8090系が東急線上から引退する。ヘッドマークが取り付けられているというので、撮影して来た。
東急8090系がデビューした頃のことは覚えている。沿線市区の小学校に8090系の下敷きが配られたからだ。
当時、8090系が東急の新型であることは分かっていたが、国鉄101系をそのまま東急仕様にしたような前面スタイルは、全くもって新型らしくなく、どうもしっくりこなかった。
103系のクハがATC付の高運車に製造が移行した頃で、前面窓にアクセントのステンレス帯が添えられるなど工夫が見られたのに対し、東急8090系は、前面窓に凹みすらなく、のっぺりしていて、面白味のない車両だと思っていた。1990年代前半に、部品共用のために前面窓が改修され、のっぺり感はやや薄れたが…。
新型だと思っていた8090系も、のちに8000系と走り装置が同じであり、8000系グループの一員であることを知る。8000系や8500系は好きな電車だが、8090系が同じグループに属していることも、これまたしっくりこなかった。
日本初の軽量ステンレス車体量産形式ということで、本形式が日本の鉄道車両にもたらした影響は大きいが、筆者は、東京急行電鉄の中で、8090系をどうも好きになれず、積極的にカメラを向けることもなかった。
そんな東急8090系だが、これがまた筆者とは不思議な縁で、半年前に転職し、仕事の都合で月に一度は、熊谷に行くことになった。
そして、秩父鉄道の構内に、東急8090系改め、秩父鉄道7500系がいるのを見る度に、デビュー当時の、のっぺりとした印象の8090系を思い出す。
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