小田急2600系8両固定編成による急行列車
今回ご覧頂く写真は、1997年夏のある日、早朝の下北沢駅で写した小田急2600系の写真。
ごくありふれた写真に思われるかもしれないが、写真の2654×8は8両固定編成で、通常は急行には充当されなかった。
しかし、早朝に1本だけ8両固定編成が急行に充当されるスジがあり、夏の新宿口で辛うじて撮影が可能であった。電留線のある相武台前を出庫、相模大野までは各停として運転され、相模大野で急行に種別変更される“化け急”であった。
当日のデータを見ると、焦点距離300ミリ・シャッタースピードは1/125秒で絞りは開放とある。下北沢を選んだのは、構図を面がちにすることで、ファインダー内の見かけの速度を低くできるからで、所有しているレンズ性能の制約もあって、何気ない1枚のように見えるかもしれないが、あれこれ工夫しながら撮影して得られた1コマだ。
優等列車の通過表示灯も、今となっては懐かしいアイテムの一つで、当時2600系はまだ箱根登山線への乗り入れが禁止されていたので、急行に充当される機会が少なく、充当されたとしても本厚木以西各停の2000番台急行が主であったため、小田原線内における新宿方先頭車クハ2650形の、種別幕急行+通過表示灯点灯の組み合わせシーンを撮影出来るチャンスは、案外限られていた。


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