新潟交通 旧月潟駅にて

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新潟は月潟に行き、かぼちゃ電車保存会の皆さまの手によって保存されている、新潟交通の保存車を見学して来た。

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路線廃止になった月潟駅構内をそのまま保存場所に充てているため、とてもにリアル。公園など施設の片隅に置かれているような、保存車の一般的なイメージとはかけ離れており、これにサウンドが加われば、まるで現役と見紛うことだろう。

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保存車は、ラッセル車キ100型と、その牽引用モワ51型。それに旅客営業に供した日車標準車体のモハ10型の3両。

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キ100型は、戦前の国鉄を代表する除雪車で、国鉄から譲り受けたもの。他にも弘南鉄道など、雪国の地方私鉄において譲渡例がある。

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モワ51型は電動貨車で、キ100型の牽引車としても活躍した。全長は11mと連接車並みの短さ。電動貨車というより、荷物電車と言った方のがしっくりくる。しかし、排雪抵抗の大きな除雪列車の牽引車として活躍したぐらいだから、牽引力は大きかったのだろうと察する。地味な車両だったが、近年、鉄道コレクションで製品化され、若い世代にもその存在が再注目されるようになった。

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モハ10型は前記のとおり日車標準車体の旅客車で、旧型車の車体更新車である。新潟交通では主力として活躍したため、いちばんイメージが強く、新潟交通を代表する電車だった。側面窓にはバス窓が採用されている。せっかくスマートな車体を載せたのだから、走り装置を新性能化しておけば、より軽快な電車になっただろうし、単行運転が可能なので、路線廃止後も他の鉄道で活躍出来たかもしれない。こちらも、鉄コレで製品化された。

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いずれも、路線廃止後かなり経つのに、良く整備されていて、保存車両特有のうらぶれた感じがしない。特に戦前製のキ100型とモワ51型は、昔の構造なので頑丈に出来ているのか、戦後製のモハ10型よりも傷みが少ないように見える。

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新潟駅前から旧月潟駅までの新潟交通のバスに乗っていると、路線敷と思われる廃線跡と橋梁が見えたが、ほとんどの場所が今では自然と同化しているようで、鉄道が存在していたことすら、忘れられているようだ。それだけに、かぼちゃ電車保存会による保存活動の意義は大きい。活動は手弁当だと思われ大変だろうが、末永い活動を期待したい。こちらも、無責任なことは言わず、維持のためだったら多少の入場料を支払っても構わない。

新潟交通には、小田急1400型と2220形が譲渡され活躍していた。小田急ファンの筆者としては、路線廃止前になぜ一度も訪問しなかったのか、今となっては自分でも理解に苦しむところで、実は現役時代の新潟交通を知らない。

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この記事へのコメント

2009年08月20日 05:36
新潟交通では、小田急からの譲渡車両が、小田急オリジナルカラーで走っていたんですよね。。併用軌道を走るためか、いかつい排障器がついていたような。。。
2009年08月20日 13:17
ここも訪問せずじまいで、廃線になっちゃいました。
2009年08月20日 20:39
お二人とも,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.
営業しているところを,もう一度見てみたいですよね.

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  • 115系で新潟へ

    Excerpt: 1泊2日の行程で新潟に行って来た。新潟行きの目的は、旧月潟駅の新潟交通保存車の見学と、青海川-鯨波間・米山付近での信越本線の撮影である。 Weblog: 鉄道基準 racked: 2009-08-24 20:52
  • キ100形貨車

    Excerpt: キ100形貨車は、鉄道省が1928年から1956年にかけて194両を製造した、わが国初のラッセル式除雪車である。 Weblog: ぱふぅ家のホームページ racked: 2013-10-16 20:33