“白鳥” 津軽海峡を渡る

画像八戸からは10:15発の4001M・特急スーパー白鳥1号に乗車する。789系の8連。今回の旅では、4回ほど789系に乗車したが、本稿ではスーパー白鳥1号での体験を中心に、書くことにしたい。

3連休の初日ということで、自由席は大混雑し、自由席車から溢れてきた乗客が、指定席の通路やデッキまで埋め尽くしている。はやて1号だけでなく、臨時運転のはやて71号の乗客も受けているので、混雑するのも無理はない。

筆者は指定席を確保しておいたので、座席の心配は無用であったが、結局、混雑は終点の函館まで続き、2時間59分立ちんぼうのままの人もいた。車内改札のレチ氏や、車内販売のワゴンも、通路を通るのに難儀している。

789系は、JR北海道の振り子特急型気動車と同じイメージだが、789系には振り子装置がない。
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エクステリアに、ライトグリーンのブロックパターンが採用され、ステンレス車体の無機質感を見事に打ち消している。

筆者は、渡道するのが9年ぶりで、789系は初体験であった。9年前は、ED79型が牽引する客車列車で青函トンネルを通過したので、スマートな電車を目の当たりにして.隔世の感を覚える。

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八戸を発車するとすぐに、進行方向左に延伸工事中の新幹線の高架橋が見えてくる。架線設備はまだ施工されていないようだが、高架橋やトンネルなどは既に完成しているように見える。

現在、白鳥はJR東日本の485系とJR北海道の789系で運転されている。JR東日本には、つがるに充当されるE751系がある。E751系に青函対応のATCが装備されていないのは、恐らく、前述の新幹線新青森延伸を見込んだものと思われる。

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白鳥は、もともと青森と大阪を結ぶ列車であった。昼行としては最長距離を走る列車であったが、系統分離され、白鳥の愛称は一時消滅した。

そして、津軽海峡を渡る列車として復活したのだが、筆者は今でも、白鳥と言われると日本海縦貫列車のイメージの方が強い。

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赤とブルーの座席モケットが鮮やか。雪のレフ効果で車内はひときわ明るい。シートは、号車によって緑とブルーの組み合わせもある。

789系は振り子制御ではないが、カーブに差し掛かる度にブゥという音が聞こえる。他の編成や号車では聞こえなかったので、筆者が乗車した号車だけ場合のみの現象だったのかもしれないが、気になった。

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北海道の新型特急は、前面貫通路から前面展望が楽しめる構造になっている。また、車内にフリースペースがある他、車掌室がウェルカムスタイルになっている。

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南部縦貫鉄道との接続駅であった野辺地駅では、作業員がホームの雪掻きをしていた。ホームに、専用の融雪器があることを初めて知ったが、車内にいる乗客の注目を一気に集めていた。防雪林と共に、雪国ならではの設備だ。

青森でスイッチバックとなるため、6分停車する。車内では座席の向きを変える必要がある。座席の向きを変えることを促すアナウンスに、「前後の方とお話しの上」と添えてあるところに、配慮が感じられた。アナウンスは男性の声なので,落ち着いた印象がする。

青森では、下車客も多いが乗車も多く、車内は相変わらず混雑したまま。

津軽海峡が見えてくる。青函トンネル進入予定時刻が放送される。いよいよ青函トンネルである。中小国を過ぎ、「7つめのトンネルが青函トンネルです」とインフォメーションボードに流れる。

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しかし、カウントを誤って、トンネル進入の瞬間を見落としてしまった。気が付いたら入っていたという感じである。この点、北海道側からだと分かりやすい。

客室表示やアナウンスで、新幹線が通れる構造であることが強調されているのが印象的だった。

トンネル通過中、だんだん、車内の湿度が高くなってきたことに気付く。その所為か、意識が少しぼんやりしてくる。窓ガラスは水滴で濡れる。

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53.9kmと聞くと長いように思えるが、二つの海底駅に、最深部のグリーンのランプなどの見所もあり、意外にあっと言う間に思える。

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北海道に入り、江差線を進む。沿道道路にある赤縞の矢印が、北海道に来たことを思わせる。

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五稜郭の広い構内が見えると、終着は近い。八戸発車時と違い,函館到着の車内アナウンスは,鉄道唱歌が流れる.函館13:14着。

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この記事へのコメント

2007年11月28日 10:53
白鳥って電車特急でしたっけ??
この形を見ると、どうしても気動車特急だと思ってしまいます。車内はこんな感じなのですか~
2007年11月29日 09:14
ドラ猫さん、白鳥は青函トンネル区間が気動車での営業運転が出来ないため、電車特急となっています。ただし、北海道の新型特急気動車と共通のイメージになっています。
白鳥がもし気動車列車だったら、そのまま札幌方面へ直通運転が出来て便利かもしれませんね。

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