思い出いっぱい 183系特急わかしお

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2004年10月15日,この日をもって、昭和47年から運転されていた183系による特急わかしお号は、E257系500番台に置き換えられることになった。筆者はこの日、外房線の浪花駅で、移り変わりダイヤによる183系の回送列車を見送った。お別れセレモニーなどない、淋しい最後だった。

もともと、房総特急は地味な存在で、同じ183系や姉妹形式の189系で運転されていたあずさ号やあさま号に比べ、話題になることは稀だった。

しかし、あずさ号が新型特急に置き換えられ、あさま号は新幹線に移行し、また、国鉄時代からのカラーリングを維持する房総特急が希少な存在となり、最後が近付くにつれて、ようやく注目を浴びるようになったが、換言すれば消去法的な注目の集め方だった感は否めない。

沿線住民にとって、その路線の特急列車が誇りのような存在に思えることが多い中で、183系わかしお号は、特急としての風格に欠け、「誇りのような存在」とはほど遠かった。リゾート21のような列車が走っている伊豆急沿線の方が羨ましく思えた。

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ただ、筆者にとっていちばん身近な列車であったので、いろいろ思い出がある。

外房線沿線と東京を、この列車で何度も往復した。普通列車の113系と同じモータを搭載していながら、113系とは明らかにトーンの違う、低くて重厚な加速の際のモータ音を思い出すだけで、胸が詰まるのは、進学など不安で満ちたときに利用することが多かったからだろう。

「特急列車としての風格にどこか欠ける列車」と書いた。正装して襟を正して乗るような列車ではなかったが、それだけ身近な列車であったので、置き換えが迫った夏は、この列車をとことん追い掛けた。

定期特急列車としては,役目を終えた183系だが,現在では波動用として活用され,ムーンライトなどの快速列車で活躍中の彼らに乗車する機会も多い.

そして,低くて重厚なモータ音が聴こえてくる度,筆者は外房線特急わかしお号を思い出す.

最後に,車掌さんの名調子とともに,183系特急わかしお号の旅をサウンドにて,皆さんもお楽しみください.




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この記事へのコメント

千葉ンプ
2006年10月09日 17:18
こんにちは。
懐かしい外房線わかしお、当たり前だった183の特急、良い車両だった・・・しみじみと思い出す。ほんとに寂しい最後だった、むご過ぎる・・・JR千葉支社よそれは無いだろう。今更仕方ないがしっかりしてくれよと言いたい。のちほど・・・
2006年10月09日 23:21
昔の車両が少しずつ姿を消していく今、貴重な写真&音声だと思います
特に車掌さんの放送、最近多くなった自動放送なんかより味があっていいですね

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