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zoom RSS 秋の北海道 のんびり列車旅 〜石勝線〜夕張支線〜富良野線編〜

<<   作成日時 : 2010/11/10 11:58   >>

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のんびりと、列車の旅がしたくなった。最近、やや行き詰まり気味なので、時間に追われるのではなく、のんびりと、車窓風景を楽しみながら、列車に揺られたい。

……というわけで、北海道に行って来た。今回は、その2日目の模様をお届けしたい。

− 2日目 −

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2日目は、石勝線と夕張支線、それに富良野線に乗車する計画。富良野線・旭川到着時点でJR北海道は全路線完全踏破となる。

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朝、目が覚めるとホテルの窓の外に市電が見える。昨晩は暗くて気付かなかった。ガラスに開口制限があって写しづらいが、どうにか撮影出来そうだ。

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東本願寺前からすすきのまで8520型で進む。すすきの到着時点で、札幌市電は完全踏破となった。8520型もアルナ工機製の、標準的な路面電車スタイルをしている。地下鉄南北線に乗り換え、さっぽろに出る。

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札幌からは31D・特急“スーパーとかち1号”で新夕張まで行く。列車はキハ261系1000番台。キハ261系の基本番台には、昨年秋に宗谷本線で乗車経験があるが、1000番台は今回が初めて。ただ、車内にいる限り、1000番台は基本番台とさほど印象は変わらない。キハ261系は、キハ283系のコストダウン車というイメージがあるが、乗り心地や車内の居住性で言えば、キハ283系を大きく上回り、完成度が高い。釧路までならともかく、帯広までなら振り子制御もさほど必要性はなく、“とかち”の置き換えにキハ261系1000番台を起用した選択は、理に適っている。

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車内改札時に、新夕張までの乗車券を夕張まで区間変更したい旨を申し出たが、レチさんは「向こうで精算して下さい」…と、つれない返事。向こうって言われても、あっちはワンマン列車でしょ。こっちは、向こうの負担を減らすべく、今のうちに済ませようとしているのに…と、対応にやや不満が残った。実は、札幌駅でも、券売機上の運賃表に「夕張」の表示がなく、駅員に尋ねたところ、契約社員なのか、回答にどうも要領が得られず、仕方がなく、新夕張までの1600円の金額式乗車券で入場してきたのだ。今回の旅では、なるべくSuicaで済ませたく、予め乗車券は用意しなかった自分も悪いのだが。

南千歳から石勝線に入ると、北海道らしいアイテムとして、シェルター付きの信号場を通過するようになる。一度で良いから、信号場で撮影してみたいものだ。乗り心地が良く、何度もウトウトするが、新夕張で下車予定なので、寝過ごすわけには行かない。新夕張には8:58に到着。接続列車を予め確認しなかったため、夕張支線への乗り換え時にハプニングがあったが、おかげで9:03発の普通2629D列車に乗ることが出来た。

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2629Dはキハ40の単行。車両は機関換装工事が為され、原番号に+1000の番台区分が施された1700番台だ。

今回の北海道旅行中、乗車したキハ40はすべて、この1700番台だった。換装施工車がだいぶ増えてきたようだが、乗車していて気になったのが、走りが相変わらずで、パワーアップした効果がまるで感じられないこと。上り勾配を30km/h前後で進むあの重々しい走りが、エンジン換装後も改善していない。きっと、全車が1700番台に改造されるまで、出力を殺しているのだろうが、早く、1700番台のフルパワーを体験してみたいところだ。

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というのも、夕張支線の下り列車は、上り勾配が伴うため、上り列車に比べて所要時分が4分ほど余分に掛かる。

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10月下旬になると、二重窓は2枚とも閉められてしまい、窓の外を写すのに難儀する。夕張9:29着。ちなみに、前述の札幌で求めた乗車券の話しだが、夕張降車時に新夕張−夕張間の運賃精算を求められ、350円を支払って落ち着いた。札幌−夕張間は2100円なのに、新夕張で打ち切り精算すると、1600円+350円で150円ほど安くなりトクした計算。結果、先ほどやや不満を感じた“スーパーとかち1号”のレチさんの対応は、実は親切だったことを知る。

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新夕張で懲りたばかりなのに、ここ夕張でも、折り返し列車の発車時刻を確認しないまま、駅周辺を散策する。乗り遅れたら、以降の計画がすべてダメになるのに、思い込みが強いこともあって、確認を怠る。悪いクセだ。

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9:38発の2628Dで、今来たばかりの道を折り返す。新夕張が近付くと、向こうに石勝線の立派な高架軌道が見えてくる。新夕張10:00着。

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新夕張からは4003D・特急“スーパーおおぞら3号”釧路行きに乗車して新得まで行く。先ほど新夕張まで乗ったキハ261系と違い、キハ283系ではかなりの揺れを感じる。振り子制御なので枕木方向の揺れは仕方がないが、前後のショックも強くて、気になる。客室乗務員から、「アイスクリームを販売します」というアナウンスが流れ、ぜひとも食べたかったが、筆者の前に来たときには、既に新得降車時刻が迫っていたので、やめる。

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新得11:07到着。乗り換え間合いが26分あるので、有名な新得そばでも食べようかと思ったが、どうも気が進まず、これまたやめた。構内には、首都圏色になったキハ40が留置中で、待ち時間に写す。

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新得からは11:33発の根室本線滝川行き普通列車2432Dに乗車し、富良野まで行く。この区間の根室本線には昨年9月に既に乗車済みだが、新得―落合間の約40分無停車に、幾寅駅のキハ12のカットモデル、それに人工のかなやま湖など見所がたくさんあって、退屈しない。10月下旬の北海道は紅葉が見頃で、青い空と色付いた木々のコントラストがとても鮮やかで、あれこれ楽しませてくれる。季節がもう少しすると、落ち葉の所為で列車が立ち往生だなんていう出来事に発展するので、ウテシさんは緊張するだろうが、この時はまだ、葉は枯れていなかった。列車が機関換装車のキハ40-1700番台にも関わらず、歩みが遅いのが気になるが、これは先ほど、夕張支線の下り列車で思ったのと同様だ。

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富良野からは富良野線。13:12発の普通列車732Dで旭川まで行く。旭川まで54.8km・1時間13分の道のりだ。筆者は旭川到着をもってJR北海道の全路線完乗となる。

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列車はキハ150の単行で、座席がほどよく埋まる程度の乗車率だった。富良野での乗り換え間合いは10分しかなく、構内をあれこれ写すのが精一杯だったが、機会があれば、富良野の街を観光してみたいものだ。

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732Dが旭川に近付くと、何だか想像していたのと様子が違う。そうなの、そうなの。昨年秋に旭川に来たときはまだ工事中だったのに、高架化が完成して供用を開始しているではないか。今までのイメージと大幅に変わった、旭川駅に思わず目を丸くする。旭川到着時点で、JR北海道全路線完全踏破を果たし、その嬉しさを、もう少し噛み締めても良さそうだが、新生なった旭川駅に、すっかり気を奪われてしまった。

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旭川からは特急・“スーパーカムイ34号”で札幌まで進む。旭川14:30発−札幌15:50着で所要は1時間20分。列車は789系1000番台の5両編成だ。初めて乗る車両ではないが、津軽海峡線系統の基本番台とは、まるで違うムードで、落ち着きがある。自由席車と違って、指定席車は785系との差がないのが残念とも言えるが、形式によって客室設備に差がないのは、エンドユーザーからすれば、良いことだ。

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線形が良く、ランカーブに余裕がありそうなイメージがあるが、ブレーキングは1段制動に近い感じで、かなり制動距離を詰めている。編成が2M3Tなので、実際は思っているほど出力に余裕がないのかもしれない。速度制限の少ない線形の良い区間を、高速で走るのは、ウテシさんにとって気持ちが良いだろう。

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車内改札の際に、乗車券を精算してもらう。「夕張−滝川間(根室本線経由/4620円)」の原券を、「富良野−札幌間(美瑛経由)」にしてもらった。当初は“1日散歩きっぷ”を使用して旅行するつもりでいたが、後に普通乗車券使用に変更したため、このような厄介な区間変更が伴った。しかも、自分の確認ミスで、乗車券の経由が根室本線である点を見落としていたのだ。レチさんはベテランと見え、筆者の申出を一発で理解してくれた。「あぁ、差し引きね」と、現場ではどうやら「差し引き」と呼ぶらしいが、車内改札を優先させて、後ほど乗車券を作って来てくれた。差額徴収は2530円となった。ベテランレチさんと共に、車補発行機の高性能ぶりを思い知らされた。今回の北海道旅行では、乗車券にまつわるハプニングがとても多かった。全部自分の不注意から始まった話しで、鉄道に関する知識には自信があっただけに、情けない。自信だけが先行する、周囲からいちばん嫌われるパターンだな。

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札幌には15:50に到着。飛行機の出発時刻まで5時間ほどあるので、札幌市営地下鉄南北線の未乗区間を乗り潰そう。朝から何も食べていないので、駅構内で買ったバニラのワッフルを囓りながら、南北線に乗る。地下区間では気にならないが、高架区間で速度がある程度上がると、揺れが大きい。ゴムタイヤで乗り心地が良いという先入観があっただけに、意外に思う。

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終点の1駅手前・自衛隊前で下車し、ホームで列車を撮影する。札幌市営地下鉄を象徴する、シェルターで覆われた高架区間を行くシーンを是非とも撮影してみたかったのだ。北海道は日没が早く、暗くて車体の色まで再現出来なかったが、3000系も来てくれて、記録することが出来ただけでも、大満足だ。

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南北線はいよいよ終点の真駒内に差し掛かる。真駒内到着をもって、筆者は北海道の鉄道路線、全線踏破となる。ただし、帰りの飛行機の時間が気になって、北海道全線踏破の実感がまるで湧かない。知らない街にいると、時間の感覚がほとんど機能せず、飛行機に乗り遅れまいか、そればかり気になる。

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しかし、時間は充分にありそうだ。真駒内から5000系で幌平橋まで行き、静修学園前まで出て、市電にもう一度乗ることにした。幌平橋から静修学園前まで、予め調べてきたわけではないので、勘だけで歩く。筆者の勘とやらはまるで頼りなく、地下鉄出口から地上に出る際に、方向感覚を失うと、それだけで命取りになりかねなかったが、無難に乗り換えられた。静修学園前からすすきのまで、市電で進む。こんなこともあろうかと、市電も地下鉄も、当日朝、1日乗車券を買っておいた。

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すすきのから、南北線の5000系でさっぽろに出て、前日も来たいつものお店で海鮮丼を食べて、快速“エアポート”で新千歳空港へ行く。旅も終わりだ。快速“エアポート”は沿線利用者も多く、なかなか座れなかった。721系のデッキには空調がないようで、やや寒い。

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あれだけ時間を気にしていたのに、空港では2時間弱も時間を持て余してしまった。さっさとセキュリティーチェックを受け、出発ロビーでパソコンを広げて搭乗を待つ。機内で観るつもりだった動画を、ロビーで観てしまった。

楽しみにしていた北海道旅行も、これで終わりだ。新千歳空港20:40発・JAL542便に乗り込む。この日はハロウィンで、カウンター係員が、スポットに飾り付けをして迎えてくれたほか、機内でもキャンディーのサービスがあった。

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札幌市電 8520形
札幌市電8520形は1988年に登場した。川崎重工業が製造した。全長13.0メートル、定員は100人。 ...続きを見る
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札幌市電 8520形
札幌市電8520形は1988年に登場した。川崎重工業が製造した。全長13.0メートル、定員は100人。 ...続きを見る
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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
特急の車内販売のアイスクリーム、旅の相方がよく食べてますわw
としおちゃん
2010/11/10 13:30
としおさん,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.

優等列車内で売りに来ると,なんだか食べたくなるんですよね,アイスクリーム.

ウチでは食べないのに,車内では何で食べたくなるんでしょうかネ.不思議です.
ツキだっ!
2010/11/10 22:17
どうも、こんばんは(^-^)
キハ261系と789系は正面がそっくりですね。
けんまる
2010/11/10 23:52
けんまるさん,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.

北海道の特急型は,ECもDCも前頭部の構造が共通していて,貫通窓から前面展望が出来る構造になっていましたよね.踏切事故を受け,今は開放されていないようですが.
ツキだっ!
2010/11/11 21:40
 キハ261と789系のデザイン。個人的に大好きです。

 しかし、踏切事故の結果乗客の安全のための措置とはいえ、ひとにぎりの無謀者の行動が、大勢の楽しみを奪ってしまう。。。腑に落ちないです。

 ただ言えることは、われわれ?鉄道ファンも、マナーを守って楽しまなければならない、ということです。
☆みやちん
2010/12/05 23:16
☆みやちんさん,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.

小田急ロマンスカーの展望室に飛び込んだ人がいて,一時期展望室が閉鎖されたことがありましたが,前面展望は鉄道車両の魅力の一つであり,JR北海道の特急も,前頭部の展望部分を閉鎖してしまったのは,残念なことです.
ツキだっ!
2010/12/06 21:54
初めまして、北海道在住の旅人と申しますホ

鉄道、バスが趣味です。
記事の方、楽しく拝見
しました。

Suicaを活用されているんですね。僕も最近、やっと携帯Suicaに登録しました。
今まではキタカと札幌市営のサピカが共用できず、
オレカや札幌市営の

ウィズユーを使ってました。2年後、やっとキタカと共用開始になる上に札幌
近郊の北海道中央バス、
JR北海道バスにも使えるようになります。

本州の方がSuicaで地下鉄など利用できないのに
驚いてました。

話しが長くなりましましたが、キハ40、確かに
トロいです。小樽から余市に行く時も小樽市内で
簡単にバス、車に抜かれています。

今後、札沼線が電化したら、高出力改造、冷房改造を施されたキハ40ー300番台が余剰になるので

非冷房のキハ40も玉突きで置き換えの可能性も
あります。
今後、1700番台が
どれだけ登場するか気に
なります。
旅人
2011/02/21 11:27
旅人さん、初めまして。おいで下さり、ありがとうございます。

私は、北海道のキハ40系が大好きです。北海道の鉄道旅行に欠くことの出来ない存在だと思います。

電化後の札沼線DCの行方が気になりますが、片運転台車が多いので、次の転用先が見つかるかどうか、気になります。
ツキだっ!
2011/02/23 09:46

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