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zoom RSS 小樽市総合博物館 北海道を駆け抜けた車両たち

<<   作成日時 : 2010/05/14 23:06   >>

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小樽市総合博物館を見学した。鉄道好きの皆さんには、小樽市総合博物館というより、小樽交通記念館と言った方がピンと来るかもしれない。2007年より、小樽市総合博物館と称するようになった。

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渡道する度に、小樽市総合博物館を訪れたく思っていたが、行程に上手い具合に組み入れることが出来ず、今回が初めての見学となった。昨年秋の北海道旅行なんか、1日目の宿泊地が小樽でありながら、小樽市総合博物館はスルーせざるを得ず、巡り合わせが悪かった。

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屋外の展示と積雪など、保存車両に対する条件は悪く、そのため、保存状態は良いとは言えない。前述のように、小樽市総合博物館として再デビューした3年前に、きちんと整備してもらえれば良かった。特に、塗装に赤が用いられた展示車両が多く、紫外線による退色が目立つ結果となっている。

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そんな中で、レールバス・キハ03型は庫内に展示されているため、まるで現役かのごとく、内外共に良い状態が維持されている。バス構造の軽量車であるキハ03型を庫内展示にしたのは正解で、もし展示場所が屋外だったら、保存に耐えられなかったと思う。ただ、庫内展示のため撮影に制約があるのが難点だ。

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キハユニ25型も、一部の“バス窓”のHゴムが取れてしまっている。予算確保が大変なのは分かるが、きちんと整備しておかないと、朽ち果ててしまいそう。

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↑ キハ82は運転台も見学可能 客席と運転室との間に機器室があり,客席から前方を見通すのは難しかった 客席にはロマンスシートが並ぶ 急行“よしの川”で乗ったキハ58に,このシートがずらりと並んでいたことを思い出す

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↑ キハ22の車内 木の床板が旅情を誘う 運転台には縦方向に押しボタンがズラリ…

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↑ スハ45の車内は座席が撤去されている 貫通扉の向こうに見渡せる蒸気機関車のデンダー こういうシーンが楽しめるのも,ここならでは…

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↑ 現役当時はマル秘扱いだったマニ30だが,ここでは車内の様子まで公開されている 車内の装備は意外にデラックス…

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↑ ED76型500番台の運転台は,小樽の展示車両の中でいちばん近代的に見えた ELの機器室には高圧電流が流れていて,機器室内移動中ちょっとでも体に触れるとアウトというが,特高圧の交流電機の場合はさすがに保護されているのだろう

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↑ これだけ集まると,さながら客貨車区のよう…

ただ、展示車両がややうらぶれたムードが漂っているにも関わらず、見学者の数が多いこと。子供の眼には、不気味にすら映るのではないかと思いきや、意外にも警戒されていないのは救いだった。館内は広く、展示車両の数が多いため、圧巻で、人々を惹き付ける要素が多い。

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展示車両の中で筆者が特に興味を引いたのは、救援車・オエ61とスエ78。救援車と言うと、車庫の奥の方にポツンと留置されていて、地味なイメージが先行するが、車内を見学すると、クレーンに酸素ボンベ、スパナなどの工具類が綺麗に整備されていて、目を見張った。流し台にトイレ、休憩用のベンチにストーブもあり、いざという時に備えてある。もちろん、救援車は稼働しないに超したことはないが、オイラン列車などの試運転列車に組成されていることもあり、地味ながらとても重要な機能を備えていることを知る。

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小樽駅のコインロッカーに荷物の一部を預けてから来た。その際、デジイチも預けてしまおうかと思ったが、何となく持ち歩くことにした。結果、デジイチを持って来たのは大正解で、館内の暗い場所に展示されていて撮影が難しい、“しづか号蒸気機関車”と“い1号客車”を写す際に本領を発揮し、ノイズの少ない画像を記録することが出来た。

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“開拓使”号客車の模型を見て、交通博物館の屋外に展示されていた同車を思い出した。交通博物館に保存されていた頃の“開拓使”号の実物は、やや不気味だった。かつては、地下鉄銀座線1001号車と隣り合わせに保存されていたことを思い出す。

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ところで、小樽交通記念館(現:小樽市総合博物館)と言えば、筆者にとって別の思い入れがある。小学生の頃にテレビ朝日系列で放送されていた「さすらい刑事旅情編」(1988年11月2日放送・第3話 函館本線小樽の女)のロケが、ここ小樽交通記念館で行われたのだ。

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↑ グリーン車の保存例は珍しいケース 車内は急行“能登路”にかつて組成されたロマンスカーよろしく,ビデオスクリーンが設置されている
20年以上も前の放送なので、大半の録画は失われてしまったが、「第3話 函館本線小樽の女」は、辛うじてVHSに残っており、数年前にデジタル化することが出来た。そのため、現在でも、出張の際の往復の暇潰しなどに見る機会が多く、そのことが、小樽交通記念館に対する思い入れを、より一層強いものにしている。

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そして今回は、いつものように後回しにするのではなく、小樽市総合博物館を中心に、旅行の行程を組んだ。時間もたっぷり確保して、思う存分楽しむことが出来た。入館料は運河館と共通で500円だが、展示車種や内容が充実していて、これで500円は安いと思えた。むしろ、保存車両の維持管理料として、入館料にもう少し上乗せしても良いとさえ思った。

参考:ウィキペディア(Wikipedia)

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
野外の展示物の状態がよくないですね。
としおちゃん
2010/05/15 13:35
としおさん,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.

屋外ですし,積雪の問題もあって,ある意味仕方がないのかもしれませんね.

上屋があればよいのでしょうが,そうすると,今度は撮影に制約ができてしまい…難しい問題です.
ツキだっ!
2010/05/16 18:27

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