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zoom RSS キハ40 777が運んでくれた根室本線・新得―滝川 しあわせの旅

<<   作成日時 : 2009/10/28 22:44   >>

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新得からは14:11発根室本線滝川行き・2434Dに乗車し、滝川まで行くとする。

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列車は、スーパーおおぞら8号が帯広で追い抜いたキハ40の単行で、ナンバーを見てびっくり!777号車ではないか!なんとなく気分が良い。北海道のキハ40には機関換装車が増えてきたが、700番台は在来エンジンのままだ。

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今回の北海道旅行では初めてのキハ40だが、やっぱり、北海道の列車旅にはキハ40が良く似合う。ベージュのデコラに青いシートモケットは国鉄時代のままで、でも良く整備されていて、陳腐な感じが全くしない。外観についても同様で、労使間対立の激しい時期に製作された保守的な構造が幸いして、平均30年という経年を感じさせず、老朽化とはまるで無縁。このままいつまでも走り続けられそうだ。

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新得を出ると次の落合まで28km。1駅間に約40分間も要する。西新得信号場・広内信号場・新狩勝信号場・上落合信号場と4つの信号場を通過する。2434Dは貨物列車に道を譲り、運転停車した。信号場にはシェルターがあり、旅人にここが北海道であることを強く印象づける。トンネルも多い。

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ところで、乗車中の2434Dだが、浦幌11:17発−滝川16:52着・所要5時間35分という、今どき珍しい長時間鈍行である(平成21年7月18日訂補時刻)。全行程は231.7kmと、距離ではさほど長い印象は受けないが、北海道らしいスケールの大きな普通列車だ。

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5時間36分だなんて聞くと、車内でいかにも退屈しそうだが、窓框に肘を載せ、のんびり車窓風景を眺めていると、案外退屈しないもんなんだな、これが。列車旅の最高の醍醐味だ。もっとも、筆者は途中の新得からの乗車なので、2434Dの車内で過ごした時間は、2時間41分である。ボックスで相席となった斜め向かいの青年は、パンを多く買い込んでいて、この旅に挑んでいる。ちなみに、帯広までは2548Dを名乗り、帯広で26分の停車を伴うので、2列車を1本にまとめた列車という受け止め方も出来るだろう。

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根室から新得まで、どちらかと言えば平坦な区間を進んできたが、新得からは、丘陵地帯へと風景が変化する。スキー場も見える。築堤上には暴風柵が設置されているが、なるほど、風が吹き抜けやすそうだ。

画像上り勾配をゆっくり進む。勾配に喘ぐ音はあまりしないが、運転台の速度計を見ると、針は40km/h近辺を指している。25‰上り勾配の均衡速度が約27km/hと、キハ40は車体重量に対する機関出力が小さい。しかし、JR旅客各社ともエンジン換装を行なうなど短所を是正しており、キハ40に対する評価も近年は変わりつつある。

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根室本線の滝川−新得間は単線の閑散区間というイメージがあるが、石勝線と共用区間の上落合信号場−新得間は特急や貨物列車が多く走る区間で、線路が重軌条化されているのが印象的だった。

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落合の次は幾寅。幾寅といえば映画・「鉄道員」のロケが行われた場所として有名で、ホーム上では観光客が多くいた。しかし、列車で訪れる人は少ないようだ。キハ40 764扮するキハ12 23のカットボディが見えた。

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幾寅を過ぎると、車窓に川が寄り添う。しかし、川にしては大きく不思議に思っていたら、金山ダム建設に伴い出来た人造湖・かなやま湖だった。かなやま湖は空知川に続いており、ここから先、空知川が根室本線の車窓の友となる。金山ダム建設に伴い、根室本線も一部区間で線路切り替えが行われたそうだ。このように空知川は、途中に多くの湖を置いている。

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15:45富良野着。構内に“ニセコエクスプレス”がいた。北海道には、スキー客輸送を意識したジョイフルトレインが多く用意されたが、特に“ニセコエクスプレス”からはキハ183系仕様の新造車となって、現在も活躍を続けている。富良野駅の駅舎には、“フラノエクスプレス”のピンクとブルーの帯が今でも巻かれている。富良野の街も、ゆっくりブラブラしてみたかったが、通り過ぎるだけ。

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富良野では多くの利用があり、車内の座席はほぼ埋まった。島ノ下を出て列車は島ノ下トンネル・滝里トンネルと山の中を潜るが、進行方向右には途中の滝里湖を介し、空知川が寄り添っている。そしてさらに進むと広い駅構内が印象的な赤平駅に到着。かつては鉱業所があり、専用線も存在したそうだ。ヤードのレールが一部残っていた。

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空知川に架かる曲線美が印象的なトラス橋が見える。列車は間もなく東滝川に到着。終着の滝川はもう間もなくかと思いきや、次の滝川まで7.2kmもあり、東滝川―滝川間は9分かかる。車窓風景が市街地に変化するまで思ったよりも時間がかかった。

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こうして16:52、キハ40 777の2434Dは根室本線の起点・滝川駅に到着。北海道の風土をまるごと実感しながらの、充実した2時間41分の旅であった。

ダイヤは2009年9月当時のものです。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
777でいいものがたくさん撮影で来たのでわ…。
としおちゃん
2009/10/29 12:09
こんにちは〜
記事を拝見して自分も旅をしている気分になりました。
この区間もまた良い旅だったようですね〜♪
北海道はでっかいどう・・・
まさにそんな感じですね〜w
ドラ猫
2009/10/31 16:51
お二人とも,コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.お礼を申し上げるのが遅くなりました.申し訳ございません.
ツキだっ!
2009/11/05 21:41

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