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zoom RSS 乗車ルポ 371系・ホームライナー静岡3号

<<   作成日時 : 2009/01/02 17:43   >>

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8359M・“ホームライナー静岡3号”に乗車して来た。特急“あさぎり”用371系充当列車である。

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371系には今までに何度も乗車したことがあるが、堂々と、それでいて洗練されたスタイルは、いつ見ても優れたデザインに映る。暗いホームにオフホワイトのボディが映え、気分が高揚する。

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7両編成中、3・4号車は2階建てグリーン車である。ただし、グリーン車は通路扱いで営業しておらず、着席不可との案内がなされる。2階建ての階下席は普通車で、1&2列シートとなっていて、階下という「立地」の悪さを、占有面積の大きさでカバーしている。なかなか上手いやり方だ。

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2階建て車は、近郊型のグリーン車と違い、平屋部分が長くとられていて、上下階の階段のアプローチはらせん状ではなく、ストレートなので、アプローチが容易だ。平屋部分には、売店スペースがあるが、“ホームライナー”では営業されない。

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天地方向に大きな窓がご自慢のワイドビューだが、夜は車窓を楽しむことが出来ない。しかし、落ち着いたトーンの車内は、1日の終りに乗る列車にふさわしく、座り心地も良く、リラックス出来る。

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筆者は、通常高の普通席に乗車した。大晦日だったため、乗車率は高くなく、各車5〜10人程度といったところ。乗車には乗車整理券が必要だが、三島駅ホーム上に券売機がないため、購入方法をレチ氏に訊ねたところ、「のちほど車内で販売します」とのことで、整理券入手に右往左往せずに助かった。

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乗車口は限定されず、車内を特改氏が巡回して対応している。JR東日本の特急列車などで見られるようになった、座席の販売状況を携帯端末でチェックする方式は採用しておらず、座席カバーに縫い付けられたチケットホルダーに整理券を入れることで、整理券所持をアピールする。乗り慣れている人には、車内改札を受けずに済むため、スマートなやり方だ。

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停車駅は、沼津・富士・清水だが、いつもこの区間を、ロングシートの普通列車で移動する機会が多い筆者にとって、この快速運転は、まるで別世界。快適そのものである。

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そして、今回、371系の性能の良さに改めて気付かされた。小田急線内では、閉塞追い運転(追行運転)になりがちで、なかなか高速走行が披露される機会が少ないのだが、東海道本線内における371系の加速は、起動から最高速まで一気に駆け抜ける。特に、起動から約40km/hまでと、約80km/h以上の速度域での加速が鋭い。371系は、211系・213系の走り装置と共通化が図られているが、5M2Tの強力編成であることと、東海道本線の線形が優れていることから、小田急線や御殿場線内では見られない一面を見ることが出来る。

起動や減速時の前後動は気になったが、ヨーイングは感じられず、乗り心地は良い。本来の“あさぎり”運用ではなく、アルバイトである“ホームライナー”運用で、持ち前の性能がフルに発揮されるとは、皮肉なものだ。

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アルバイト運用と書いたが、371系は“あさぎり7号”として、新宿から沼津まで運用されたのち、三島まで回送され、ホームライナーに充当される。平日ダイヤでは、“ホームライナー浜松”として浜松まで運転されるが、土休日は、静岡までの運転となるため、列車名は“ホームライナー静岡”を名乗る。ホームライナーへの充当は、371系が、JRの特急車両にしては日車キロが短いがゆえの有効活用策なのだろう。

しかし、夕ラッシュ時の小田急新宿口は、ダイヤが乱れやすく、場合によっては、小田急の遅延を静岡や浜松までもたらすことになる。沼津で、“あさぎり7号”の到着の様子を見ていたが、およそ10分で折り返し三島まで回送されていた。10分では、遅延を吸収しきれない場合も多いと思うが、一方で、沼津駅構内にはあまり余裕がないそうで、沼津での在線時間をこれ以上長く設定するのは無理のようだ。

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もっとも、三島での在線時間が比較的長いため、“あさぎり7号”に10分以上の遅延が発生した場合でも、三島で回復出来るケースも多いかもしれず、沼津―三島間のカゲスジも設定されているのだろう。いつも、小田急線内で見かける列車なので、運行当事者でもないのに、あれこれ余計なことを考えてしまった。

富士で、先行する211系の普通列車を追い抜く。ここまでも、この後も、先行列車に頭打ちされることなく、“ホームライナー静岡3号”は、東海道本線を思うがままに突っ走る。着席定員列車というより、完全な優等列車である。

実は、予定していた下車駅は清水であったが、このまま降りてしまうのは名残り惜しく、静岡まで乗り通してしまった。こういう無茶が出来るのも、青春18きっぷと乗車整理券の組み合わせで乗車出来るホームライナーならではの芸当だ。

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三島から44分。21:14に“ホームライナー静岡3号”は静岡駅に到着した。表定速度は約81km/hと、特急列車並みの駿足ぶりであった。

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