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zoom RSS がんばれ!京王3000系

<<   作成日時 : 2008/07/15 00:25   >>

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みいさんの記事を拝見していて、京王3000系に置き換え計画があり、近年中に全廃されることを思い出した。

筆者は、高校時代に井の頭線で通学していたので、3000系にはいろいろ思い出がある。当時はまだ1000系が就役する前で、全列車が3000系で運行されていた。

それ以前からも、下北沢でよく3000系を見かけた。小田急線を跨ぐガード上を、「パーン」と威勢の良いタイフォンを鳴らして通過する。タイフォンの威勢の良さとは裏腹に、ドア閉扉の圧搾空気の音が、小田急と比較して静か。

増備が20年近くに及んだため、仕様や形態に差異が多く、同一形式ながら変化に富んでいて、趣味的に面白い車両だった。

特に、3754Fと3758Fは、初期の編成なのに、編成中に後期仕様の車体が混じっていて興味深かった。東急車輌でのステンレス強度試験にデハ3054が供出されたと知ったのは、これよりずっと後である。

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他に、踏切事故復旧の3772F、それに、平日朝ラッシュ時専用の片扉編成は、思い出深い。登校時に、わざわざ時間調整してまで、片扉編成の運用を待った。編成中間に両扉の増備車デハ3100を組成した凸凹編成で、紫外線の影響ですっかり色褪せたデコラが印象的だった。

ある日、3766Fが下北沢でドア故障を起こし、立ち往生してしまった。レチさんが遅延を気にしながら、必死こいてドアの復旧に努めているのを見て、レチさん1人では大変だと思い、筆者は大急ぎで改札口に走り、駅員さんに事態を伝えた。

そして、駅員さんと一緒にホームに戻ったところ、ドア故障は既に復旧していて、列車はホームを後にするところだった。今でも3716Fを見るとあの時の出来事を思い出す。

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方向幕の書体がシブくて、急行運用の際は「急」の種別板を掲出していた。今にして思うと、ステンレスの洗練された車体には、あまり似合わなかった。JR電車の編成札のように見える前面のプレートは、運番表示である。

モータサウンドは軽やかながら、なかなかダイナミックで、雨の日の空転が多い。ブレーキは、初期の編成は発電制動で、その後、回生制動が採り入れられたが、回生領域がおよそ40km/hまでと狭い。5連化の際の中間増備車デハ3100は回生車で、編成中に発電と回生車が混在する形となった。

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初期の編成は、室内の幕板部分が白で、この白が、とても高級感を齎していた。濃いクリーム色のデコラは、当時の流行だったようだが、東武や日比谷線3000系のそれと違って、不思議と視覚的な暑さを感じなかった。シートモケットの臙脂も、深い色で好きだった。

京王3000系と言えば、前面のレインボーカラーが特徴だ。フロア毎に色分けされた新宿・京王百貨店の開店と登場時期が重なったのがきっかけとされている。レインボーカラーは、1000系にも受け継がれ、井の頭線の大事な文化として定着している。

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更新車は、前面FRP部分が普通鋼に変更され、ガラスがパノラマミックウィンドウになった。前面がFRPの頃は、運転台室内側にもレインボーカラーが覗かせていた。車内も1000系のイメージに近づいたが、3000系らしさが失われた感もある。

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もう間もなく、3000系は1000系増備車に置き換えられようとしている。全車が20m車となり、整列乗車の列が統一されるメリットがある。

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神泉駅のドアカットなど、だんだん記憶から薄れていく事柄が多いが、井の頭線のイメージリーダーとして活躍した京王3000系は、いつまでも沿線の方の記憶に残るだろう。

捻出される3000系は、どれも経年が浅く、18mと手頃なサイズであることから、廃車になるとは考え難い。筆者は、伊予鉄道の800系が経年50年近くになろうとしていることから、置き換えに京王3000系が相応しいと思う。梅津寺の海をバックに走る3000系を見てみたい気がするが、伊予鉄道は600V・750Vの複電圧のため、譲渡にも課題が多い。

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コメント(5件)

内 容 ニックネーム/日時
全面2枚窓の昔に流行ったかおですね。更新車すごいね、強引にパノラミックウインドウに変えた感じですね。
としおちゃん
2008/07/15 10:31
どうも、こんにちは(^O^)
3000系はデビューから46年になりますが、今後新型車両に置き換えられるそうですよ。
けんまる
2008/07/15 12:51
お二人とも、コメントをお寄せ下さり、ありがとうございます。
京王3000系は、東京に今なお残る、貴重な湘南窓の車両ですが、けんまるさんが仰るように、残念なことに置き換えが決まっています。物理的な寿命はまだ残っていますが、中型車ゆえ、輸送力の面で置き換えられるのでしょう。
ツキだっ!
2008/07/16 08:44
こんにちは。
私も井の頭線沿線の高校でしたので、大雪の日等には3000系にお世話になりました(普段は自転車です)。

高校での理系の授業でも、ドップラー効果の実演ということで、3000系のタイフォンを運転士さんに鳴らしながら走ってもらったことがあります(今では考えられませんが)。

富士見ヶ丘にて、レインボーカラーが揃った姿を見てみたかったですね。
とんちゃん
2008/07/17 14:00
とんさん、コメントをお寄せ下さり,ありがとうございます.
ツキだっ!
2008/07/20 23:26

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